松山句碑めぐり(宮前)

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【01】古三津1丁目 法雲寺(宮前)

【01】金亀山香殿佛心威徳光麗輝蘭若溢涕堂金亀山号霊於此法道如萬歳長(黒田春樵)

2005年8月7日行軍B

法雲寺は真言宗のお寺で、JR三津浜駅と伊予鉄三津駅との間にある、こじんまりとしたお寺である。が、結構人の流れは多いようで、我々がこのお寺にいる間に二台の自動車が入ってきた。
で、このお寺の前の道であるが、北方向へ向かうとゆるやかに東へと向きを変える。JRの線路を越えると、そのまま三津浜町貯水池へと登っていく。この貯水 池は反対側のみどり小学校から見ると、猛烈な急坂が迫っており、一度登ってみたが、三津方面への道は荒れていて判別できなかった。で、そのまま東方面へと 進むと、なんと軽之神社で有名な姫池へとつながっているのだ。少々強引な気もするが、案外歴史のあるお寺なのかもしれない。ただ、それにしても、今回は俳 句ではなく句碑巡りであるだけに、長文の碑が多い。

【02】法雲寺外小芙蓉眺望絶佳如臥龍伊豫奇峰窮多景萬年不滅瑞祥濃(黒田春樵)

2005年8月7日行軍B



【03】松あ利て不里可遍り観る庵可那(鷲野瑞栄)

2005年8月7日行軍B


【02】三津 恵美須神社宮前

【04】熟田津尓舩乗世武登月待者潮毛可奈比沼今者許藝乞菜(額田王)

2005年8月7日行軍B

古三津のこの地がなぜ久枝神社なのかはよく判らないが、地元の「宮前文化遺跡を守る会」では、このあたりが熟田津であるとしている。宮前川の河口近くであるから可能性はあると思う。が、私の興味は別のところにある。
この神社には藤原純友の遺跡がある。このあたりの伝説によれば、九州で大敗した氏が逃れてきて、ここで潜んでいたところを見つけられ、近くにある大明神が 丘で処刑(処刑場所は国府のあった今治や京都の諸説あり)されたとしている。が、西予市宇和にある愛媛県歴史文化博物館では、宇和島の沖にある日振島で捕 らえられたとされている。このあたり、いろいろな説があって面白いのだが、自分の住んでいる近くにこのような歴史があることに驚かされる。

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